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SPECIAL スペシャル

LOST SONG 用語集

第12話 始まりの歌


アレア・ゴルト

“琥珀色の乙女”と謳われ、民衆から広く愛されたゴルト王国の王女。音楽の才能も豊かで、また生来のリーダーシップを発揮し、自ら宮廷楽団を率いるほどの実力の持ち主だった。しかし、5年ほど前、突如失踪し、以来行方知れずになっている。王国に戦争の影が広がり軍部の力が台頭してきた時期と王女が消えたタイミングが一致していることから、暗い噂が囁かれている。

Inside story:
各話台本を収録前に演者にお渡しする形で進めていた「LOST SONG」。最終話の台本を確認して、初めて自分が王女だったとキャストが気づくというエピソードも。

アレア・ゴルト


LOST SONG

リンとフィーニスが最後に二人で歌った究極の歌。
癒やしの歌と終滅の歌に隠された想いが交わり、あらゆるものを「許し包み込む」まさに究極の愛の事象。

Inside story:
この作品の要である楽曲は、タイトルが決まるまでスタッフ間でも「究極」と呼ばれていた。「あれ、究極の楽譜は?」「ここで究極のシーンに入ります」「究極の収録日いつだっけ?」……何だかとっても究極っぽい会話が交わされていました。


LOST SONG製作陣

ちょうど2年前、何もないところから企画スタートし、もがき苦しみ楽しみながら、ときに罵詈雑言が飛び交い疑心暗鬼に陥り互いに尊敬を抱きつつ、2大歌姫による幻奏叙事詩を作り上げた人々。



第11話 無響の歌


アルの飛行装置

風の歌が込められた反響装置を利用し、アルがドクター・ヴァイゼンの研究所で開発・製作した1人乗りの飛行装置。短時間であれば風の歌の出力を調整し、ある程度の重量オーバーであっても支えて飛ぶことができる。

Inside story:
ちなみに、現実の地球では「フライボード®エア」という、空気圧で空中を飛び回る商品が実現している。

アルの飛行装置


天空の獅子団

レオボルト率いる傭兵団の新たな呼び名。バズラ将軍の暴虐をとどめるため、フィーニスを救うリンを送り届けるため、彼らが王都へ乗り込む際、レオボルト自身によって命名された。ドクター・ヴァイゼンがひそかに開発・製作していた小型飛空艇を操り、天空を駆ける。

天空の獅子団



第10話 覚悟の歌


ホークレイ家

王都に長く仕える騎士の家柄。武芸に優れているわけでも富と権力を持つ名家であるわけでもなく、辺境の地の偵察や警護がもっぱらの役割であった。しかしタルジアという1人の男が生まれたことでホークレイ家の歴史は大きく変わった。剣術の天才だった彼は、ヌーナシア大陸全土を巻き込む大戦争においてゴルト王国を勝利に導き、「若きヌーナシアの大将軍」「剣聖ホークレイ」と讃えられた。その後、つかの間の平和な時代と自らの老いが訪れたことで、いつしか表舞台から消えることとなった。

ホークレイ家


バズラ・ベアモルス将軍

ゴルト王国でもっとも治安が悪く貧乏なスクルタの町の出身。手のつけられないゴロツキが、いつのまにか傭兵となった。常に前線で死地を渡り歩き、騎士道とはおよそかけ離れた戦闘術を身につける。偶然、歌の力を手に入れたことでメキメキと出世を果たした。自身の出生に強いコンプレックスを持つバズラは、自ら「ベアモルス家」を名乗り、騎士に、そして将軍にまで上り詰めたのである。

バズラ・ベアモルス将軍



第9話 郷愁の歌


グラナディア国

ゴルト王国の隣国、戦争を仕掛けてきた内陸国。
ガーネットを国石とし(ちなみにゴルト王国は黄金)真っ赤な意匠が特徴のグラナディア軍は、かつてヌーナシア大陸を席巻するほどの力を持っていた。しかし近年はさらに大陸の西に位置するシヴァール帝国に同盟の名のもと実効支配されている状態で、なんとかゴルト王国を落として独立国家としての威厳を保ちたいと躍起になっている。



第8話 悠久の歌


エテルジオイド

フィーニスたちが住んでいる惑星の名称。半径は地球の約2.4倍ある岩石型惑星。
太陽とほぼ同じ恒星(G型主系列星)の周りを回っていて、地球との大きな違いは変則的な軌道を持つ巨大な衛星があること。

エテルジオイド



第7話 終滅の歌


古の歌姫

ポニーたち吟遊詩人であれば誰もが知っている伝説。
はるか昔、隕石によって大災害が起こり世界が破滅しかけ、その災厄を女神になぞらえて現在まで伝わっていると考えられていたが…。

古の歌姫

モニカの察知能力

危険な目に遭うと、なぜか一瞬で爆睡してしまうモニカ。そのおかげで(?)逆に大きな怪我をせずにアクシデントを乗り切ることも。またさらに、眠くなる時間ではないときに、モニカが眠気を感じると、それは危険が迫っていることを意味するとか。

モニカの察知能力

終滅の歌

終滅の歌


第6話 別れの歌


ルード・ベルンシュタイン4世

ゴルト王国の第一王位継承者。極端に冷酷なサディストで、異常な執着心と支配欲を持つ。猜疑心が強いうえに観察力に優れているので、自分の暗い欲望を満たすため、あるいは単なる気晴らしのため、周囲をコントロールしたり、たやすく命を奪ったりする恐ろしい若者。基本的には気分屋で感情の起伏が激しく、その反応を他人が推し量るのは難しい。

Inside story:
いてほしくないときに必ずタイミングよく(悪く?)現れる、そんなルード王子を象徴する決め台詞は、制作スタッフの中では「おやぁ?フィーニスではないかぁ」なのですが、本編でこのセリフは何回出てくるでしょうか?

ルード・ベルンシュタイン4世

反響装置

ヌーナシア大陸にある特殊な材質を使った箱型の装置。内部にいくつもの反響板を重ねており、歌の力を半永久的に閉じ込めることができる。発明したのは本作品の世界においてアインシュタイン級かもしかしたらそれ以上の能力を持つ、随一の天才科学者・ドクター・ヴァイゼン。まったく未知であったフィーニスの歌の力を知った彼は、これを民衆の豊かな暮らしのために広く実用化しようと試み、見事実現させた。

Inside story:
決して折れず錆びないという伝説があるレオボルトの剣も、ヌーナシア大陸のある場所から採掘された特殊な鉱石から精製されています。反響装置に使われている特殊な素材も同じくヌーナシアには地球と異なる物質が存在しています。

反響装置

歌奏兵器

反響装置に込められた歌の力を最大限にまで増幅させて運用することを目的に、ドクター・ヴァイゼン自身が、その設計理念から実際の製造までを手掛けたもので、開発当初は歌奏エナジー・ジェネレーターとでもいうべき巨大増幅器であった。しかし、軍事利用への有用性を知った王都軍によって強制的に接収され、歌奏兵器となった。それゆえ、反響装置も今やあらゆる歌の力が込められた究極の弾丸として製造され、歌奏兵器に積み込まれている。

歌奏兵器

飛空船

ドクター・ヴァイゼンの名をヌーナシア大陸中に轟かせた発明品。その名の通り空を飛ぶ船で、他国に対するゴルト王国の圧倒的な優位性を保障する存在といえる。ただし、その稼働やメンテナンスには多大なコストがかかるため、ごく限られた者しか乗ることができない。また、ヴァイゼンが王都を離れた今、2隻目を建造することは難しい。

Inside story:
真ん中にある大きな球体型の部分は、ヴァイゼンが星の研究をしていた際に思い付いたデザインで、気嚢部としての役割はむしろ後付けであったという逸話はヴァイゼンならでは。帆船とも気球ともいえる大胆な構造は科学少年のアルの心を鷲掴みにした。

飛空船


第4話 堕ち行く歌


白雲の塔

4話冒頭でフィーニスが図形譜を描いている塔。その名の通り、雲を貫くようにそびえており王都を一望できる。そんな塔の最上階から眺めると、青き星はひときわ大きく感じられる。フィーニス以外には基本的に王家の人間か侍女、選ばれし守護騎士しか立ち入ることは許されない。

白雲の塔

宮廷楽団

王都を本拠地にする、王家お抱えの管弦楽団。全員が高い技量の持ち主で、宮廷楽団に選ばれることは音楽家のステータスの証である。かつては、アレア・ゴルト王女が楽団をよくまとめ音楽祭も盛んだったが、王女の失踪以来、その独立性は影を潜めてしまった。演奏時に、特徴的な仮面をかぶる習慣がある。

アリューの楽器

地球のハンドパンあるいはスチールドラムによく似た(というかそのものの)金属製打楽器。演奏者ごとに奏法そのものが変わり、リズムを刻むこともメロディを奏でることもできる。アリューは、本人のさばさばした外見や雰囲気とは異なり、繊細な音色を奏でる。ちなみにモニカもアリューの見よう見まねでマスターした。

アリューの楽器

律動士

戦場において兵士の士気を上げたり情報伝達の役割を持つ軍楽隊に所属する、れっきとした王都の軍人である。とはいえ、雑務やその他作業効率などを上げるために雇われることがほとんどで、個性も才能も必要とされず、一定のリズムを刻み続けることだけが律動士の存在意義である。そのため音楽を少しかじった程度で日払い賃金を目当てに入隊する者も少なくない。


第3話 愛慕の歌


ヌーナシア文字

大陸のほぼ全土で使われている共通語を表す文字。画像は、ヌーナシア文字で歌詞が書かれた水の歌の図形譜と、ヌーナシア文字で書いた「ロストソング」。

Inside story:
オリジナル作品であるLOST SONGで各種設定を作り込んでいく中、かなり早い段階でヌーナシア文字は作られました。作品内ではもちろん各話OPでもさりげなく使われています。そこに書かれている内容とは……?

ヌーナシア文字

星弾

発明少年・アルが自作した小型の花火。本当はお祭りの日にリンやメルを喜ばせようと作ったが、そこで使われることはなかった。しかし、吟遊詩人狩りの王都軍に囲まれ、危機一髪のポニーを救った。アルの鞄の中には、星弾を作る材料がまだまだたっぷりあるらしい。

星弾

灰の街

バズラ将軍が陣をかまえる廃墟と化した土地。なぜか一日中灰が舞っているため視界は悪く、また呪われた場所と考えられているので、好んで近づく者はいない。

星弾


第2話 旅立ちの歌


ゴルト王国

リンたちが暮らしている王国で、ヌーナシア大陸で最大の国力を誇る。現在は、隣国グラナディアとの関係が悪化し、国境付近では戦いが始まっている。

レオボルト家

王都に古くから存在する名家の1つで、代々勇敢な騎士を輩出してきた家柄。獅子を象った紋章を持つ。王都には、レオボルト家のほか、鳥の紋章を持つクレット家や帆船と波を紋章にするマーレ家などが存在する。

精霊の歌

ヌーナシア大陸に伝わる伝説の1つで、さまざまな奇跡を起こすことのできる歌。限られた音階と歌詞によってその力は発動するとされ、歌い手の声質も重要な要素である。この歌を歌うことができるのは選ばれし者だけで、とても貴重な存在。

ポルタティフ・オルガン

美人宮廷吟遊詩人のポニーが愛用している、小型のオルガン。非常に演奏が難しい楽器だが、それを軽々と弾きこなすポニーは、音楽の才能にあふれている証拠だ。

Inside story:
現在では入手困難な楽器なので、アニメでは古楽器屋さんに協力してもらい、1音1音サンプリングして使用しています。

図形譜

タルジアが持っていた楽譜。私たちが見慣れている五線譜と違い、図案で楽曲を記録したもので、LOST SONGの世界では音楽を嗜む者には一般的に使われている。

Inside story:
図形譜自体はLOST SONGオリジナルのものではなく、現実に存在しています。興味ある方は検索してみてください。アルやポニーが持っている精霊の歌の図形譜は作品のために作られたものです。


第1話 癒しの歌


ヌーナシア大陸

地球とよく似た別の星に浮かぶ大陸。多くの人間が住み、われわれと同じような暮らしをしている。基本的には、17-18世紀ごろのヨーロッパに近い科学技術を持つが、飛空船が存在するなど、一部違いもある。複数の国があり争いが絶えないこと、人口の集中する都市部と住人の少ない辺境があること、善人と悪人、富める者と貧しい者が存在することなどは地球とまったく変わらない。

Inside story:
惑星の名前や銀河系のどこにある星なのか、公転周期や自転周期などの設定もあったりします。いつか明らかにする日が来るかも?

ヌーナシア大陸

王都

リンやアルが暮らす国の首都で、ただ「王都」と呼ばれる。たくさんの人々が住み活気にあふれた大都会で、経済、文化の中心地として栄えているが、その繁栄とは別に、他の都市や町とは本質的に異なる場所として、「王都」の存在そのものが特別とされている。王都を王都たらしめる王家と、王都に忠誠を誓う騎士たち、そして多数の貴族や官僚が王都と国全土を統治している。

Inside story:
「LOST SONG」の世界には"神"や"信仰"という要素はなく、そうした思いは「王都」や「王家」に向けられていると設定しています。王家や王都に対する人々の従順さは、神に対する畏れに近いものがあるかもしれません。

空に浮かぶ大きな星

われわれの地球と大きく異なるのは、空に巨大な星が浮かんでいること。月の浮かぶ空しか見たことがない地球人にとっては違和感を感じるかもしれないが、ずっとその星の下で暮らしているリンたちにとっては普通の景色に過ぎない。ただ、王都において、星に向かって歌を歌う「星歌祭」という非常に伝統ある有名なお祭りがある。

Inside story:
「LOST SONG」の初期、まだタイトルも決まっていない段階から、この星のイメージが監督の中にありました。つまり、この星は「LOST SONG」にとって重要なファクターです。どのようにリンたちの物語にかかわってくるかは乞うご期待!

星歌祭

豪華な生活を送る王都の貴族たちも、質素な暮らしをする各地の村人たちも、分け隔てなく楽しみにしているのが星に歌えば願いが叶うお祭り、それが「星歌祭」である。巨大な星がひときわ美しく空に浮かぶ日に行われる祭事であり、王都にある流扇の広場では、宮廷楽団の演奏と歌い手の美声が響き渡る。民衆たちはその歌に願いを乗せ、輝く明日を願うのである。

Inside story:
TVアニメ「LOST SONG」で宮廷楽団の演奏を行ったのは、一線で活躍している本物のオーケストラのみなさん。優雅で迫力のある宮廷楽団の演奏もお楽しみください。

ダンデラの村

リンやアルたちが育った辺境の小村。王都からも遠く離れ、政治的にも軍事的にもほとんど価値のない土地だが、近くに穏やかな森が広がる、平和で豊かな場所。一面にタンポポが咲くなだらかな丘は、リンやメル、アルのお気に入りの場所だ。

Inside story:
ダンデラの名前の由来は、タンポポという意味の英単語ダンデライオンから。「LOST SONG」の固有名詞は、このように元ネタからもじったものがあるそうです。

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